自分に合う環境で、仕事をしてうつ病にならないこう

都市部を中心に増える

進みつつある研究や調査

 誰もが知っているうつ病とはちがい、新型うつはそれほど多くの人に認知されていません。実際それが提唱され始めて10年ほどしか経っておらず、正式な疾病名ではない上に、定義づけも曖昧のままというのが現状です。ですから、甘えやわがままといった、いわゆる倦怠にも似たものがありますから、素人ではその境界線を判断するのが困難となっています。  ただ、都市部を中心に増加傾向にあるのはたしかで、本人にしては取り除けない不安や、他人からの視線に苛まれており、病院に行くこともためらっている人が多いようです。  いまだ歴史の浅い新型うつ病なので、専門家の中にも懐疑的な人が多い反面、心療内科や神経科などの分野で研究・調査が進んでいます。

決定的な治療方法が見つからない

 仕事など、イヤなことをしているときに発症し、自分の趣味や好きなことをしているときには、落ち着いたり、反対に元気になったりするという特徴があるのが新型うつという病気です。若年層に多く、自らうつだと主張する人も少なくありません。仲間内では闊達であっても、他人やイヤな同僚・上司とは協調性がなく、ときには他人を傷つけるような言動を投げかけたりします。  こういった症状ですから、専門の医師であっても診断を下しにくく、またうつ病に使われる抗うつ剤があまり効かないというのも根治を遠ざけています。  これから新型うつにも効く薬の開発や、パーソナリティ障害といった他の障害とあわせて考えてもいかなくてはならず、積極的な啓発も必要となってくるでしょう。